人材派遣とアウトソーシング(業務委託)を比較する

■人材派遣
派遣先スタッフは当社にあらかじめ登録し、派遣先が決まったら当社と専属契約を結び、派遣先の企業で派遣先の職員と一緒に働きます。
仕事上の指揮命令関係は派遣先に発生するので、派遣スタッフは派遣先から指示をうけることになります。また、賃金は雇用関係にある当社から支払われます。


■アウトソーシング(業務委託)
当社が請負先企業と請負契約を結び、業務をまるごと請け負います。請負スタッフは当社と雇用関係を結び、請負先企業で当社の従業員と一緒に働きます。
仕事上の指揮命令は当社に発生するので請負スタッフは当社から指示を受けることになります。また、賃金は雇用関係のある当社から支払われます。

メリットとデメリットの比較する

■人材派遣メリット
・必要なスキルを持つ人材を迅速に確保し、必要な期間だけ活用することができます
・直接、業務指示を行っていただくことができるため、業務委託と比較するとより柔軟に活用いただける他、機密性の高い業務での活用に適します
■人材派遣デメリット
・業務によってはご利用いただける期間に制限があります
・業務指示や管理を直接行っていただく必要があるため、業務委託と比較すると管理のための工数がかかります


■アウトソーシング(業務委託)メリット
・業務運用の管理工数を大幅に削減することができます
・業務運用にリタ・スタッフのノウハウを活用していただくことができます
■アウトソーシング(業務委託)デメリット
・直接、業務指示を行えないため、定型化できない業務や小ロットの業務には適さない場合があります
・業務設計やマニュアル作成などにより、導入開始までに準備期間が必要となる場合があります

人材紹介と紹介予定派遣を比較する



■人材派遣
人材紹介との決定的な違いは、派遣先企業と派遣社員との間に直接の雇用関係は生まれないということと、契約期間中、3者の関係がずっと続くということです。お金の流れも、派遣先企業は派遣会社に契約料を支払い、派遣会社から派遣社員に給与が支払われることになります。
派遣社員の契約形態は、人材派遣会社と正社員の契約を結ぶか、時間給による契約社員となります。


■紹介予定派遣
派遣先の企業の社員になるということを前提に、当初数ヶ月間(最長で6ヶ月)は人材派遣の形をとって働く形態のことをいいます。派遣の契約期間が終了する前に派遣会社が仲介となり、派遣先企業には派遣社員を正式に社員として受け入れるに相応しいかの確認をし、派遣社員には派遣先企業と仕事の内容が自分に合うかの確認を取り、双方が合意すれば直接雇用が成立します。
派遣期間中の契約システムは人材派遣と同じで、雇用成立後からは派遣先企業と社員との直接契約になります。